本計画は、日本最古のホテル「金谷カッテージ・イン」ルーツとする「鬼怒川金谷ホテル」のリニューアル計画であり、15室の客室とロビー・ダイニングのリニューアルを行った。ホテルのくつろぎと温泉旅館のもてなしの提供をコンセプトに、「日本旅館のファーストクラスで最高の贅沢を」というのがリニューアルテーマであった。それを象徴するのが5階に新設したクラブフロア「カナヤ・ビュー」であり、和モダンをテーマにした和洋室だが、広縁や欄間など和室を構成する要素を省きワンルームとし、広さと斬新さを感じさせる空間とした。さらに、バルコニーの手摺部はガラス張りとし、鬼怒川を望む風景をインテリアに取り入れた。