本施設は幼稚園と認定こども園の複合施設で、緑豊かな武蔵野台地に位置している。良質な環境と、質の高い教育を理念に運営されている園であり、今回の計画に於いても敷地内の雑木林を最大限に生かすこと、地域社会に対して上質な貢献が出来る施設であることをコンセプトとした。教育に対する厳格さや質の高さは正面に構えるレンガ造りの一枚の壁で表現している。そして、その壁に設けたゲートから園舎までの動線上に雑木を残した園庭を配置し、子供たちの日々の通園路に上質な教育と良質な自然を計画した。全面ガラス張りのランチルームは地域の課外活動の場としても利用され、園児だけではなく地域住民にとっても価値の高い施設の提案となった。 共同設計:ジャクエツ環境事業 / 村松デザイン事務所