本計画は、リハビリなど慢性期医療を中心とする病院機能に加えて、新たに急性期医療に対応できる機能も持たせ、地域医療の充実を図ることを目的とした。更に、緊急災害時に対応できる整備地域災害拠点病院の機能も確保するため、救急棟本体は免震構造により耐震性を確保し、エントランスモールと最上階の食堂・会議室のスペースには、災害時用の医療ガスコンセントを設置し、非常時用の診察スペースの確保を行っている。また建物外観は、北側をセットバックすることで近隣住宅への日影の影響を軽減すると共に、住宅と病院のボリュームのバランスを図り、周辺の街並みに溶け込むよう計画している。