本計画は学園が運営するくわな幼稚園に隣接し、新しい教育環境を作り出すことを目的とし、且つ、待機児童解消を担った幼保連携型認定こども園の創設計画である。敷地は周囲を畑に囲まれた田園風景の中にある。恵まれた環境で大切に育まれた食文化を活かした食育と、興味関心を基に意欲を育てる脳科学を取り入れた教育をテーマとしている。園舎は桑名の伝統文化のひとつ千羽鶴から着想を得て、3連の屋根が園児の遊び空間を軽やかに覆ったデザインとし、こども達の知性が世界に飛び立つように想いをこめた。幼稚園との連携を図れるような配置計画も特徴のひとつである。共同設計:ジャクエツ環境事業